建築コラム

傾斜地に家を建てる

神戸、芦屋、西宮などの阪神間、北摂など、関西の住宅地で人気の住宅地といえば、その多くが山手地区になります。
「山手」ですから、当然、その多くは傾斜地か、造成した「元傾斜地」になります。
眺めは素晴らしく、陽当たりが良く、自然は豊かで理想的な住宅地・・・しかし傾斜地だったり道路と敷地に段差がある土地・・・こういう場所に家を建てる場合、知っておいて欲しいことを幾つか書いていきます。

◇敷地に既存擁壁がある場合に注意

家を新築する場合、敷地内の既存擁壁に関してもその安全性の証明を求められることがあります。
また、新しく家を建てる場合、その荷重が既存擁壁にかからないようにすることが求められます。
(構造安全性の証明)
既存擁壁がある敷地に家を建てる場合、いろいろな制限が掛かることがありますので注意して下さい。

◇2mを越える段差は要注意

新しい擁壁の施工について、2m以下か、2mを越えるのかによって、安全性の関する法規が全然違ってきます。
当然、施工費用もかなり違ってきますので、敷地内の高低差が2m以上ある場合は、要注意です。

◇搬入路、前面道路、近隣状況で工事費用は全然違う
敷地段差を解消するための工事には、様々な重機を使います。
この作業用重機が上手く搬入出来るか、稼働するスペースがあるかによっても施工費用は全然違ってきます。
また、近隣との感覚、高低差、取り合いなどによっても、工事価格は大きく違ってきます。
更に、造成工事の費用は建てる家の構造や形にも左右されますので、御注意下さい。

※六甲の集合住宅


傾斜地、高低差のある土地というのは、一筋縄ではいきません。
私は神戸で住宅をつくり建築士ですから、傾斜地の案件は今まで幾つも手がけています。
傾斜地に家を建てる計画があるときには、是非、御相談下さい。

建築相談を受けつけております

神戸市中央区の建築設計事務所です。
家の新築、リフォーム、リノベーション、住み替え、土地探しなど、建築に関する御相談を受け付けております。
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