ハウスメーカー、分譲マンションは、様々な人の要望に応え、大きな不満が出ないよう、最大公約数的に満足出来る間取り、仕様で作られています。
従って、メーカーの想定するモデル住人に近い人であれば、大きな不満無く、快適に生活出来る環境が用意されると思います。
しかし、当然ながら、それに当て嵌まらないという人もいます。
たとえば、車やバイク、アウトドアが趣味で、ガレージを中心とした家を建てたい人。
読書が趣味で、広く収納力のある図書室を作りたい人。
時間を気にせず映画を大画面、大音量で楽しみたい。家で楽器を演奏したいというもいます。
暖炉が欲しい、業務用キッチンを使いたい、屋上で遊びたい・・・いろいろな趣味、理想があると思います。
もっと趣味を極めていけば、趣味のためだけの家、たとえば山の別荘、海のビーチハウスなどを建てたいという人もいるでしょう。
建築士の仕事のひとつは、こういう「趣味性の高い家」を設計することです。
「趣味性の高い家」は、多数の人を相手にするハウスメーカーでは対応出来ません。
「趣味性の高い家」を建てるのなら、建築士に声を掛けてみるのが良いと思います。