ネット検索で土地の不動産物件を検索すると「建築条件付」宅地が幾つも表示されます。
また最近では、中古マンションにも「リフォーム条件付」中古物件が増えてきました。
最初に結論からいうと、私はこういった「建築条件付」「リフォーム条件付」の物件をオススメしません。
その理由は、こういった物件では施主が簡単には解決出来ないトラブルが幾つも発生しているからです。
建築条件付宅地、リフォーム条件付中古住宅、中古マンションというのは、「施工する建築業者が最初から決まっている」物件です。
建築業者側からみれば、 「他の業者に乗り換えられない」 「必ず契約してくれる」という、非常においしい仕事になります。
こういった契約では、設計側と施主側の立場は必ずしも対等ではありません。
「お客様から解約されない」工事を施工する会社には慢心がありますし、施主の要望よりも工事の都合を優先する傾向にあります。
多少、無理を言っても、既に物件の契約を行っている施主は、聞き入れるしかありません。
一般的に、こういった「条件付物件」は、普通の物件より価格を安めに設定しています。
物件価格を安めに設定して顧客の目をひき、利益は建築工事で稼ぐというビジネスモデルなのだと思います。
私は、過去、こういった「条件付物件」のトラブルの相談を何件もうけてきました。
住宅用の土地探しを行うとき、中古住宅、中古マンションを探しているときには、この「条件付物件」には充分注意して下さい。
「建築条件付」でのトラブルはネット上でも数多く報告されています。
「建築条件付」のメリットとデメリット(正直、施主にメリットはあまり無いと思います)について充分理解した上で、契約するようにして下さい。