※写真は日本ファイリングの本棚を使った図書館です。
今回は、自宅に大量の本を収納する方法について書いていきたいと思います。
大量の本をどう収納するかに書いていくと、最近では「電子書籍にしてしまえば良いのに」という意見も聞かれます。
しかし、紙の本の方が良い、本が捨てられないという人もまだまだ多いと思います。
私もその一人です。
たまに減らしますが、全体数で見れば今のところ増える一方です。
私は特に蔵書家でも読書家でもないのですが、本というのはなかなか減りませんね。
今回はそんな人の家作りについて、書いていきたいと思います。
本の多い人にとって「家の本棚」に求められる役割は、
◇収納効率が良いこと。
◇ どんな本があるか、他人に見せる必要は無いが、自分は直ぐに探せること。
◇ あまり埃が付かない方が良い。
◇ 今後、本が増えても対応出来る収納能力がある。
このあたりではないかと思います。
そして、設計的に気にして頂きたいポイントは、
◆床が抜けないこと(本はかなり重い)
◆ 地震でも安全(本棚もかなり重い)
これらの安全性に関する事柄です。
たとえば、開架式の本棚を買ってきて並べただけでは、倒れる危険がありますし、天井に固定する本棚も、固定の仕方次第で天井の方が保たない可能性もあります(天井はそんなに丈夫ではない)。
普通の木造住宅で 本をきっちり集密収納すると、床が保たないでしょう。
重量物である本の収納は、間取りの設計だけでなく、構造設計にも関わってきます。
「大量の本を収納できる家」を建てたい人は、早めに建築士に相談してください。
相手が「本の収納で困っている設計者」であれば、良い解決方法が見つかるかもしれません。